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先輩スタッフの声

精神保健福祉士 (相談室)40歳代・男性

「人の話を聞くのが好き」それを活かせる仕事はないものか?と考えたのが、精神科相談員になったきっかけです。

福祉の専門学校に入学して精神科の病院で実習したことで精神科相談員になろうと決め、卒業後すぐに別の精神科病院に就職することができました。しかし、就職してすぐに知識と技量不足から迷惑をかけることが多く、自分にこの仕事は向いているんだろうかと悩みましたが、上司や同僚に相談すると「人と関わることが好きであればこの仕事は向いている」と励まされ、自分の至らなさを認めながらも精一杯多くの患者様、御家族、関係機関の職員と関わらせていただく中で多くのことを学び、少しずつ着実に成長させてもらいました。

成長することである程度の自信はつきましたが、「精神科以外のことも勉強しないと成長が止まるのでは?」との思いも抱くようになりました。

そんな時に、木野崎病院で求人を行っていることを知り、知人の相談員から木野崎病院は地域を大事にしている病院だと聞いたので、すぐに面接をお願いして入職させてもらいました。入職当初から地域で活動する機会を数多くもらい、いかにこれまで自分が狭い範囲で仕事をしていたのかを痛感させられました。

今年で入職して12年目になりますが、その間地域活動へ積極的に参加し、精神科以外の施設や機関で働く多くの方々とも出会いました。そういう人たちと交流を重ねてきたことで、相談員としての視野が広がり、大きく成長させてもらったと感じています。

自分が成長してわかったことがあります。相談員の仕事は日々新しい出会いがあり、そこで新しい学びが生まれるため、成長には限界が無いということです。

今では後輩を指導する立場にもなりましたが、自分がどのようにして成長してきたかを伝えることが自身の役目だと思っています。そこで、まず後輩やこれから相談員を目指す人に伝えたいことは、「どんな出会いも大切にして欲しい、それが成長の第一歩になる」という点です。

指導する立場にありながら、まだまだ成長の途上でもある自分。これから先どのような出会いがあるか楽しみにしながら仕事をしています。